会報には載せきれなった武井壮さんのインタービュー!!

(2013-10-07)

本学卒業生で現在活躍中の武井壮さんにインタビューしてきました。
武井壮さん HP用写真

学友会会報にもインタビューの一部を掲載させていただきましたが、載せきれなかった
記事がまだまだあります。
是非下記のインタビューから武井さんの努力やポリシーを感じていただけたらと思います。

◆武井壮さん インタビュー◆

【生きるための「宝物」を掴んだ場所。】
「陸上・十種競技元日本チャンピオン」という身体能力の高さと「百獣の王」をめざす特異なキャラクターが受け、アスリートタレントとして現在、人気沸騰中の武井壮さん。2013年上半期メディア露出度第3位、ご存知の方も多いのでは。
陸上競技を始めたのは何と大学から。神戸学院大在学中に十種競技で頭角を現し、当時、日本陸連の強化部長だった本学・小林敬和現教授の目にとまり中央学院大学に3年次学士入学。

「『2年間で日本一になる』と決めていたので、アルバイトも遊びも一切やらず、毎日トレーニングばかりやっていました」。

恩師・小林先生との思い出は「とにかく合宿の練習メニューが半端じゃない (笑)。国内トップクラスの猛者が合宿初日からボロボロになるんです。でも、それをきっちりやり切ると、フィジカルがしっかり強くなる。どのタイミングでどこを鍛えればいいか。そのさじ加減が絶妙でした」と振り返る。
日本一という明確な目標を定めた2年間。当時は十種競技の上位の選手層も厚かった。

「『これで本当に勝てるのか?』。毎日が不安でした。それを打ち消すために毎晩、夜中に356号線を走っていました。東我孫子駅の近くの上り坂を足がヨレヨレになるまで走って。そこで初めて『今日はやることやった』と安心して眠ることができました」。

そして1997年、4年生のとき出場した日本陸上選手権で念願の優勝。100m走ベストの10秒54は、2013年現在も破られていない日本最高記録。

「僕にとって中央学院大での2年間は、文字どおり24時間を陸上に捧げた、濃密な時間でした。身体能力が最も早く高まった時期で、日本タイトルも獲れました。陸上以外にも教職免許を社会科と商業科の2つも取得できましたし、たくさんの宝物をもらったキャンパスです」。

異例のスピードで日本一に上り詰めたその秘密は!?】
 十種競技を始めたのは神戸学院大の3年生のとき。当時流行していた漫画『デカスロン』の影響も大きかったと語る武井さん。だが、競技を始めてわずか3年足らずで日本一に上り詰めた。

「1年目で7,000点、2年目で7,300点台、そして3年目に7,606点で日本一。当時の十種競技界にとっても異例のスピードだったみたいで、『武井壮って何者なんだ』って言われていました(笑)」。
しかし、そこにはしっかりとした戦略があった。十種競技は2日間にわたって行われる。1日目に100m、走幅跳び、砲丸投げ、走高跳び、400m、2日目に110mハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1,500m。

「十種目中、七種目は“走る”んです。じゃあ、スプリント力を上げれば、7種目伸びるじゃないかと」。
当時の日本選手は円盤投げ、砲丸投げといった投てきで得点を重ねる選手が多かった。その頃、日本選手権7連覇を続けていた金子宗弘選手も投てきを得意としていた。
そんな中、「走るスピード、そして何本走っても疲れない体力づくり」に特化してトレーニングを積んだという。

「技術練習はほとんどしなかったですね。フィジカルトレーニングばかり。思った通りに身体を動かせるための練習です。それがあれば技術は真似するだけでいい」。
トレーニング中心の毎日。もっぱら授業中は身体を温め、体力回復の時間に充てたという。
結果、金子選手の8連覇を阻止して、武井さんは狙いどおりに日本一を獲った。まさにそれまでの十種種目の歴史を変えた勝ち方だった。

「フィジカルが高まったときが僕の記録なんです」。

これは今日まで続く武井さんのトレーニング理論である。つまり、こういうことだ。
「例えば、高跳びならば、バーを超えられればいいわけで、どんな跳び方でもいいんです。1回飛べれば、飛べるわけですから、その飛ぶ力を強めていけば、当然、高さも上がってくる」。

シンプルで余計なことをしない。ときにアスリートは技術練習に走りがちである。思ったときに体をコントロールできるフィジカルを手に入れること。それが、武井さんがめざすアスリート像だ。

【人生の4年間はそんな軽いものじゃないはず。】
「僕にとって大学は宝箱みたいなもの。箱を開けると、いろんな分野の専門家がいて、社会とつながるパイプを持っている。知識も得られるし、コミュニケーションの輪も作ってくれる。一生応援してくれるような人間関係を作れる場所です。設備も世界的にトップレベルの設備が何でも揃っている宝箱です」。
それなのに“お宝”に気づかずに卒業してしまう学生が多いのではと武井さんは嘆く。

「僕はどれだけいっぱいの宝を引っ張り出せるかを考えていました。大学で得られる知識やつながりは、社会に出てなかなか簡単には手に入らないもの。そのスペシャリストがたくさんいるわけですから、もったいない。人生の4年間はそんなに軽いものじゃないはず。僕みたいに日本一にもなれる。それをもとに有名になることもできます。自分から取りに行けば、いろんなことをスタートできるところ。その鍵を掴む4年間にしてほしい」
そうすれば、好きでもない会社に就職して、やりたくない仕事に就くこともないという。

「社会から必要とされる能力を手に入れる時間が大学生活。そして社会が必要とするような逞しい人材を育てるのが大学の役目です。そんなやる気に満ちた学生と魅力ある先生が新しい未来を創るはず」。

毎日、自分史上最高でいること。昨日よりプラス1が、武井さんのポリシーだ。

「今日より昨日が楽しかったなんて寂しいじゃないですか。昨日より楽しい一日を送るためには、自分から進まないと」。

10月末にブラジルで行われる「世界マスターズ陸上競技選手権大会」100m種目に出場する予定だ。忙しいタレント業の傍らでは練習時間も十分に取れないのでは。

「いや、仕事終わって、トレーニングすればいいだけです。仕事を目一杯楽しんで、トレーニングも一生懸命する。それが、武井壮の仕事ですから」。

大学卒業後、40歳を迎えた今だからこそ、チャレンジする意味がある。きっと、また新しい成長の鍵を見つけるに違いない。

(2013年8月28日インタビュー)

◆プロフィール◆
陸上競技・十種競技の元日本チャンピオン。十種競技で数々の国内タイトルを獲得し(十種競技の100mのベスト10秒54は今も破られない日本最高記録)、独自の『パーフェクトボディーコントロール』理論をもって、ゴルフ・野球・ボクシング・陸上・柔道などさまざまなスポーツにチャレンジし続け、いまもなお、地上最強の百獣の王をめざして日夜トレーニングを続けている。

Twitterアカウント:@sosotakei

 

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